どしゃ降りの水曜の日没にビールを

中洲のキャバクラのお姉さんを見ると、素晴らしいと思う。
というのは、完璧なルックス、会話の技術、努力を惜しまないところ。
客に全て勘違いをしてもらわないで、夢を与えていると思わせつつ、太客になってもらう。
たまに、もしかしてこのお姉さん、僕に本気なのかな?など思ってもらう。
このバランスのとり方が、どんな仕事よりも絶妙だ。
一番は、私はナンバー入りのホステスの給料がとても気になる。

ひんやりした水曜の夜に窓から
普段、できるだけシンプルなファッションが好きな私は、周りにビビられるけど。
コルセットや鞄や時計まで揃っていて、統一して使いたいと考えれば破産しそうだ。
でも、ジル・スチュアートは魅力的だ。

夢中で話すあの子と電子レンジ

さやかちゃんは一見おだやかそうに見られるようだけど、活動的な女性。
旦那さんと、1歳になる賢治くんと、一家で、イタリアンレストランの隣のアパートに住んでいる。
パートも育児もしっかり行い、毎日が充実していて、時間の使い方は素晴らしい。
ちょっとでも時間があれば、今日暇?と絶対電話を入れてくれる。
私はよくクッキーを購入し、彼女のお宅に遊びに行く。

どんよりした祝日の明け方に目を閉じて
名の知れたお寺さまになっている、法隆寺へ出向いた。
法隆寺だけという伽藍配置もしっかり見せてもらって、五重塔、講堂も目にすることができた。
博物館で、国宝にも指定されている玉虫厨子があり、予想していたよりも巨大なものだった。
この寺についてを勉強するには思いのほか、膨大な時を必要とするのではないかと思う。

自信を持ってお喋りするあの人とぬるいビール

仕事の時間つぶしに、花の美術館に行って以来、芸術鑑賞に虜にされている。
意外だったのは、単独でのんびり見にきている方も多かったこと。
なのでわたしも、誰かと一緒じゃなくてもいけるし、誰か誘って一緒に来てもらうこともある。
江戸博は、企画展示が非常になのでわたしも、一人でも行けるし、誰か誘って行くこともある。
江戸東京博物館は、催し物がすごく海の見える横須賀美術館には、大好きな谷内六郎の作品の展示がたくさん。
谷内六郎は、有名な週刊新潮の表紙絵の芸術家だ。
それ以外でも、江戸村の近くにある、竹久夢二の美術館で、凄い量のポストカードを購入したことも。
今までずっと、美術にはいつも素敵な経験をいただいている。

月が見える火曜の午前はシャワーを
今晩は一家そろって外で食べる事になっているので、少年は昨日からすごく楽しみにしていた。
何を食べようかな、と夕方にはいろいろと思案していた。
ハンバーグやオムライス、ざる蕎麦や天丼、なんてメニュー表にはどんな料理があるのかと想像していた。
行く場所は近くにあるファミレスだ。
お父さんが運転してくれている車はもうお店の駐車場に着く頃だ。
お母さんは助手席でのんびり景色を見ている。
お姉さんは後部座席で、手鏡でニキビをチェックしている。
少年は車から降りると、ワクワクしながら、店の入り口を開いて家族を待った。

寒い金曜の日没は微笑んで

南九州のお歳をめしたの人は、日々、弔花を墓にやっているから、そのために、お花が大量に必要で、花農家も山ほどいる。
夜間、原付で爆走していると、菊の為のの電灯がさいさい夜間、原付で爆走していると、菊の為のの電灯がさいさい目撃する。
住まいの照明はすごく少ない田舎だが、菊の為のライトはすぐ目にとびこむ。
菊の栽培照明はいつも視野にはいってきても人の往来はめっちゃちょっとで街灯の照明もとても少なく、危ないので、学生など、JRの駅まで送ってもらっている子ばかりだ。

よく晴れた仏滅の昼は友人と
「晩御飯はカレーよ。」
少年はお母さんが言った今のセリフを耳にした途端、無意識に「ヤッター!」と叫んだ。
少年は小学校から帰って、居間でダラダラとテレビを見ていたところだった。
今日は格別に西日が暑い。
窓際では風鈴がときどき鳴っていた。
アニメチャンネルでは、かつての懐かしいアニメを再放送していた。
今日のアニメは「一休さん」だ。
一休さんみたいに頭脳明晰な男の子がいたら、テストなんてちょちょいのちょいなんだろうな、と少年は少し嫉妬を感じていた。
だけど、コトコト煮える鍋からカレーの香りが居間まで漂ってきた時、少年はテレビのことなんて頭から飛んでいってしまった。

目を閉じて歌う先生と失くしたストラップ

昔、短大を卒業してすぐ、同級生と3人で船に乗ってソウルに買い物に出かけた。
未経験の日本以外の国で、ホテルにちょっとだけ滞在だった。
メインをしばらく観光して、充実させていたけど、そのうち道に迷った。
日本語は、全然理解されないし、英語も全然通じなかった。
迷っていると、韓国人のお兄さんが、発音のきれいな日本語で道を伝えてくれた。
何年か大阪に来て日本文化の勉強をしたらしい。
おかげさまで、また、楽しい旅を続けることが可能になった。
次の日、タクシー乗り場で道を説明してくれたその人にまたばったり会った。
「ぜひまた」と言われたので、一同ここが大好きになった。
いつも行ける時には韓国への旅が恒例だ。

具合悪そうに走る弟と公園の噴水
太宰の「斜陽」は、休みなく読めると思う。
戦争が終わるまでは貴族の御嬢さんだったかず子が、強引で引かない女性に変身する。
読むにつれて素敵だと思わずにいられなかった私。
これくらい、誰にも恐れない行動力と、意見を押し通す自我が戦後は必須であったのかもしれない。
分かるけれど、不倫相手である上原の妻からしたらうざいだろうと思える。

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